公園の存在が私たちに何をもたらすのか?

この記事に興味を持って頂きありがとうございます。
皆様に有益となる情報をお届けしたいと思います。
私たちの生活圏には、必ずと言ってよいほど公園が存在します。
田園や花園、緑園ついて聞かれて、「はい」と答える子どもはあまりいないでしょう。
しかし、公園と聞かれれば、「はい」と多くの子どもは答えるはずです。
その時、頭に浮かぶのは近所の公園でしょう。
それだけ子どものうちから身近に存在するものです。
近所の公園というと 住区基幹公園 を指し、地域住民が利用できる公園です。
地域住民それぞれの公園利用の目的があり、もちろん利用しない人もいるでしょう。
しかしそこで、「公園を利用しない」から「公園は必要ない」という考え方を持つ人もいると思います。
個人の考えとして承認はしますが、私の考えは違います。
『公園は、ただそこにあるだけで意味のある存在です。』
言い換えれば、自覚の有無にかかわらず、私たちは公園という空間や環境、そこで過ごす人々の姿や音といった情景から、自然と恩恵を受けていると考えられます。
次に説明していきます。
公園の歴史

まずはじめに、公園の歴史について説明したいと思います。
日本に初めて公園が開設されたのが1873年(明治6年)です。そのため日本の公園制度は現在(2023年)まで150年の歴史があります。
参考:公園施設の150年、令和6(2024)年6月30日 発行 国土交通省 都市局 公園緑地・景観課

そ、そ、そんなに昔から公園はあったんだ!!

そのようですね。公園も日本の歴史を反映する一部であり、多様な発展を遂げています。
そして、近所の公園と一般的に呼ばれる遊具や地域住民の憩いの場となる公園は、1956年に制定された都市公園法における都市化の進展とともに全国に普及してきたそうです。
勿論それ以前にも、小規模な公園は存在しましたが、公園全体の管理や整備が不十分だったそうです。
そのため遊具の種類も設置数も限定的で、遊具の安全性も危惧されていたそうです。
都市化の進展とともに、全国に前記のような一般的な公園が普及しました。
それ以前の公園にはどんな目的があったのでしょうか?
防災・治安維持、運動やレクリエーションの場、憩いの場、地域コミュニティの形成の場として利用されていました。

昔は空き地や神社・寺院の境内、河原、道路で遊んでいた人もいたみたいですね。

そうですね、某国民的アニメにも空き地で遊ぶ姿が描かれています。
しかし社会は変化しており、現在ではその辺りで遊んでいると、トラブルや警察に通報されたりするかもしれません。
それだけ公園の存在がいかに重要であるかがよく理解できると思います。
公園利用者から伺える公園の姿

現代の日本において公園の存在が当たり前であることが、公園の歴史からも理解できたと思います。
次は、公園を客観的に見てみましょう。どんな利用者の姿が見られるでしょうか。公園には、実に多様な人々の情景が広がっています。
以上のように、公園は利用者の多様な姿を引き出す重要な場所であり、同時に地域のアイデンティティや文化を映し出す空間でもあります。
やや堅い表現になりますが、私たちは文化や伝統を次の世代へと受け継ぐ「継承者」の一人です。
だからこそ、地域コミュニティの精神的な拠り所である公園を、これからも大切に守り続けていく必要があるのです。
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公園から受ける恩恵とは何か

次に、公園利用者だけでなく、利用しない人でも近所の公園の存在が彼らに影響を与えていると考えます。
これらは、あまり意識に上らず無意識に起きることだと思います。
例えを以下に記載します。
公園の存在意義に否定的な人や他者に対してネガティブな思考を持つ人、ルールやマナーを守らない人は、除外したいと思います。
前記のリストの様な「公園の中」で、実際にその空間に身を置いて感じる光景や音。
あるいは、「公園の外」、例えば家の中や通りを歩く途中から耳に入る子どもたちの声や、風に揺れる木々のざわめき。
そうした公園にまつわる情景や音は、私たちに無意識のうちに元気や活力を与え、心を和ませ、日々の励みになっているのではないでしょうか。
また、公園の存在そのものが、住宅街やビル街といった空間の圧迫感から私たちを解放してくれるだけでなく、災害時には避難場所としての役割も果たします。
このように、公園は日々の暮らしに豊かさや安心感を与え、私たちのウェルビーイング(心身の健康や幸福)にも大きく寄与している存在だと言えるでしょう。

公園が地域のコミュニティを下支えしている。
極端に言えば地域コミュニティを応援する存在なのかもしれませんね。
余談ですが、地域の伝統的な遊び方や遊具に俗称(ニックネーム・愛称)が付けられていたりと、文化やアイデンティティの形成の場の一つでもありましたね。

そうですね、公園の存在はあまり意識に上る人はいないと思いますが、意義が非常に大きいものだと思います。
最後に
最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。ご理解いただけたでしょうか?
重複しますが、公園の存在は私たちにとってとても重要です。
閑散とした公園や地域住民間の関わりが軽薄になりがちな現代ですが、見えていない部分にも公園の重要性が隠れています。
まずは近所の公園を大事にマナーやルールを守り、健全な地域コミュニティの場を維持していきましょう。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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